マイカーや住宅の様な高額商品を手に入れるには、現金でというわけにはなかなかいきません。どうしてもローンを組むことになってしまいます。というよりローンで買うのが今や当たり前の時代です。
ローンを計画するとき、誰でも月々の支払額がいくらになるだろうか? を一番初めに考えるでしょう。大体、月収の20~30%位なら何とかなるだろう、から出発するのが普通だと思います。
それはそれでいいのですが、いいと言うより仕方がないかも知れませんが、高額であればあるだけ長期ローンになりますから、利息がいくらになるのかも必ず計算してみましょう。
恐らくちょっと待った!! となるはずです。
住宅ローンの支払いの大部分は金利です!
例えば、新築一戸建てとなれば最低でも4000万円以上を覚悟しなければなりません。ローン年数ですが50年では長すぎますから35年として見ます。
金利2.63%として35年ローンとして
月々返済額 14万6000円
総返済額 6132万円
…となります。
月収48~50万円の人なら月収の約30%のローンですから多少辛くてもなんとかなりそうです。ただ、そのうち金利総額は約2130万円ですから、毎月約5万円が金利に消えることになり馬鹿に出来ない大きな出費です。
元々の住宅価格である4000万円の半額以上(2130万円)の金利がいるのです、なので、結局50%高く住宅を購入する事になってしまうのです。
金利って本当に怖いですね^^;
簡単に借りられますが、キャッシングは高金利です
次はキャッシングについても、金利の怖さについて検討していきたいと思います。
昨今、過払い金問題などで金利は18%以下になりましたが、この金利でも決して低いものではありません。毎月、キャッシングで「返しては借り、借りては返して」を繰り返して、それを5年以上続けると、18%でも元金と金利がほぼ同額になります。
キャッシングしている人のほとんど(90%以上)は、このような使い方しているらしいのです。私も、恥ずかしながら「借入・返済」の繰り返しを何十年も続けた1人です。
ご参考までに…、2000年11月にクレジットカードで50万円のキャッシングしてから、2011年5月まで毎月2万5000円「返済しては借入」の繰り返しでした。
ほんの最近「過払い金返還請求書」書き上げたところですがなんと…、
借入総額=244万5000円
返済総額=317万9593円
金利 =73万4593円・・・・年18%で計算しての額
過払い金=36万5351円
私が支払った金利の総額は 73万と36万の合計で110万円になります。つまり、結局最初に借りた50万円の倍以上の金利が取られていたことになります。これじゃあ何のために借金したのかわかりませんね; 元も子もないです。
いかがでしたか? 以上を読んで、利息がどんなにおそろしいかを少しでも感じていただけら幸いでございます。
ローンもキャッシングもあくまで借金ですので、やむを得ずしなければいけない時も、くれぐれも良く考え、検討してからするようにしてください。金利の為だけに、働くのは馬鹿げている、と肝に銘じましょう。