取引履歴とは貸金業者の決めた利息で計算された、借入と返済の全記録です。これを「利息制限法」の制限利息(例:18%(元本10万円から100万円までの場合)で計算し直すのを「引き直し計算」といいます。
1 引き直し計算を代行業者にやってもらうことも出来ます
過払い金返還請求を弁護士や司法書士に依頼すれば、引き直し計算はもちろんのこと、それ以前の取引履歴開示請求も全て、仕事の一部としてキチンとやってくれます。
また、ネットには弁護士、司法書士以外に引きの直し計算を専門に引き受けてくれる引き直し計算代行業者も多数登録されています。少し前は一件5000円くらいでしたが、最近競争が激しい様子で、もっと安く請け負ってくれるところが多くなったようです。
2 自分で引き直し計算!(パソコンで)
プロに頼むのももちろんいいですが、自分で引き直し計算ソフトを使って、パソコンに計算して貰うのが一番お薦めの方法です。
おすすめソフトは…、
http://homepage1.nifty.com/office-toyama/
無料「引きの直し計算ソフト」の元祖のような外山敦之司法書士さんが提供してくれています。
http://www18.ocn.ne.jp/~daichi/risoku-keisan.htm
こちらも無料ソフトです。この無料提供者の「大地の会 = 丸井クレジットカード被害者の会」によりますと「丸井」は「取引履歴開示」に応じなかったり、いい加減なインチキ資料を出してくる等々、相当の悪のようです。
http://www.tdon.jp/download/index.htm
シェアウェアソフト(¥3500)ですが、これが一番使いやすいとの評判です。
リーズナブルですし、過払い金返還請求が成功すればソフト代金は充分に元が取れます。それにこのソフトは試用期間7日もありますので、ダウンロード後まず試用して、過払い金があるのを確認してからお金を振り込むようにすれば無駄がありません。
ちなみに…返還される過払い金には年5%の利息が付いてきます
平成19年2月13日の最高裁判決で、
過払い金に発生する悪意の受益の利息は民法所定の年5%である。
…との判例が出ましたので、過払い金には、過払い金発生時点から返還まで年5%の利息を公然と付けて返還請求することが出来ます。